このツイートの是非はわからない。(もちろん実践はしてみる)
が、「故障しづらい、スピード制球も良くなる」理想のピッチングフォーム。
それを誰もが身につけられる訳ではないのではないか?
ある程度トレードオフの考えでやるべき個別、状況別の例もあるのではないか?
そんなことを色々仕事の合間にやりながら思う。
 
たとえばメジャーで言われ出したインバートWのテイクバックの弊害にしても、あの大谷翔平選手が肘の手術復帰後矯正しようとしたがうまくいかず、結局元のフォーム(やや修正)に戻した経緯がある。
それでも制球や変化球の急激な進化、出力自体の加減を巧みに行い、見事な数字を残しているのは周知の通りである。 
で…球速と故障し辛さの相関とか言えば、現在人類最速のチャップマン投手を上げざるを得ない。

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なるほど肘が下がったスタンダードWではある。
が、よく言われる「肘が背中側に入りすぎ」どころの状態でなくアレな、結局インバートWに近いニュアンスで危険な投げ方に思える。
しかし彼は現実10年以上常時100マイル以上の球を投げ続け、少なくとも肩肘の故障での長期離脱はない。
最近の戦線離脱も刺青による感染症由来と聞く(それはそれで残念だが)

「あの辺の出身のアスリートはそもそも人種的に作りが違うし、しかも鍛えに鍛えている」
大体他の技術論でもそこで話が止まってしまう。日本野球界では。

しかし、もっと掘り下げれば、栗山彰恭さんも具体的に語ってくださってるが初動負荷トレーニングや他の同系統アプローチで、僕らも体の筋肉、骨格の位置関係、駆動系を変える事は可能なのである。
この件で言えば肩甲骨ごと、背中側にある程度大きく柔軟に入っている事である。
背骨…センターを中心にした意識で。

肩の付け根から先、上腕骨を無理に力んで背中方面にねじ込む。確かにそう言う無理をすれば、肩甲骨から伸びているジョイントたる数本のインナーマッスルが引っ張られじわじわ傷ついてしまう。壊れるだろう。
だが、土台の肩甲骨も付き合って背中側に入ってくれれば、そのリスクは減り、なおかつ単純に腕だけでなく肩周り全体の大きなしなり、スイングで高いレベルのボールを投げることは可能だ。

では例えば僕がそれを実現するには…?
トータルでは胸の真ん中、胸骨、そして鎖骨と肩甲骨を大きく柔らかく動かす。
胸郭全体を柔らかくする。




例えばこういうエクササイズを試したりして試行錯誤していますが。
最終的にはかなり強引なやり方を独自自己責任で確立することになると思う。
 下半身で言えば180度開脚やバレエのI字バランスのような常人超えの柔軟性が要るのであるから…。
しかも柔らかいだけでなく伸長反射で戻るバネ要素も要る。

ある意味セルフ強制肉体改造で、まだ半端に真似をしていただきたくないが、目的に特化進化した全身の関節構造を作りたい。
場合によっては押したり引いたりするパートナーが必要だな…