コメント欄で僕が日常的にジャイロスティックの本来の動作改善という目的を外れ、1キロ前後の重りを持ってシャドウピッチングをしていることに関してご指摘を頂いた。
良い機会なのでこの手のトレーニングの検証をいたしたい。
バッティングで言えばマスコットバット等のスイング。
ボクシングで言えば重いリストウエイトを付けてのシャドウ。
などであろう。
いざそれらの枷を外して手足が軽くなったように感じても、現実にはスイング等のスピードはかわらず、何なら落ちることもある。
現実にそういう研究成果もあると聞く。

理由は色々ある。
まずはフォームの乱れ、狂い。
「一見その競技の動きに近い動作に負荷をかけても、似て非なる動きに身体が慣れてしまい、結果肝心のパフォーマンスが狂ってしまう。」
最近の色々なトレーニング専門家の方々も、異口同音にそう警鐘を鳴らしている。

ましてピッチングのようなより繊細なパフォーマンスなら…。 

ではなぜ、僕はさらに今節負荷を増し1キロ超えにしてまで、敢えて禁忌を犯すか?
まず、何故その手のトレーニングが失敗するかを考える。
普通に重いスティックを持ってオーバースローで腕を振っても、その重さに対応する為に三角筋などが過緊張してしまう。
そしてそのまま腕を振っても、思うように加速に寄与する筋肉に負荷がいかない。
それは当然である。
重りをつけて意味のある鍛錬にするには、まず多少なり重力に逆らわねばならない。
というわけで僕は、狭い庭先の、道に面したところにある斜面、傾斜おおよそ15°くらいのところで重力に逆らい、しかもサイド気味のアームアングルで行っている。
それならば肩甲骨周り、更には体幹股関節、腿裏にきちんと刺激がいく。
完全ではないにせよ、そのまま通常のピッチング動作の鍛錬になる。
で、正確な動きの狂いに関しては、まず何を回避すべきかと言うと、肩関節のゼロポジションでの内旋、外旋動作の乱れである。
なので片側だけでも最低限の力感での、サークルスクラッチ系動作は欠かさない。
あと、スティックは指だけ引っ掛けていればホールドできるので、重いからと指、腕に力を入れっぱなしにする必要がない、加速がピークになった(リリースポイント想定のタイミング)瞬間のみに力を入れればよいのだ。
当然、神経の再調整も兼ね初動負荷的モビリティストレッチも行います。

まあここまでのやり方を確立できたのがここ2カ月くらいだが、試行錯誤はぶっちゃけ中学の頃からしていました。

正直、現在若くて堅実に鍛えていればいずれ140、150キロ超投げられるといった方にはおすすめ出来ないが…
僕のような立ち位置から才能や年齢、常識の壁をことごとく叩き壊すには、 ヒトを超えるにはどこかでおかしな事もしなければならない。
 もちろん自分なりに緻密な計算、研鑽も必要になるのだが。
更に今回からは、ライトで初動負荷的ニュアンスを損なわない範囲での強化系筋トレ、も準備でき次第行うつもりであります。

運動エネルギーの変換的に、今のスティックを時速70キロで振れるようになれば、エネルギーロスを割引いてもかなり面白いことになるかと思います。