現在僕は、隔日のシャドウピッチング7.8割と、あとは先月まで通りの一種目づつの上肢と下肢のトレーニングは毎日である。
 まだ右臀筋の奥が重痛い。スクワットは膝の角度は深いクォーター?くらいで腿裏のストレッチ感を重視、一貫した脱力と、例の自然なポンプやマリの弾力感を重視して、一度には50レップ以上はせず。
後は16から15%後半の体脂肪率を色々と進める流れでもう少し絞りたい。

さて、「深層出力トレーニング」!と独自路線をぶち上げても、まだその本当の本質は追求中…。
なので具体的にはまだ初動負荷トレーニング準拠の先述のトレーニングを拡大発展させていくしかない。 
で、その初動負荷トレーニングの、アスリートがパフォーマンスを極める上での有効性である。

あえてアンチか、相対化した視点で言うと、
「代表的広告塔がイチローらしいが、彼は初動負荷トレでなく通常のウエイトトレーニングで身体を作りつつNPBで7年連続首位打者取ってんだぞ。
その後初動負荷トレーニングを始めて、確かに力の維持や柔軟性向上、アンチエイジングに有効じゃなかったとは言わないが、それもオーソドックスなウエイトの下地があってこそだ。
あと彼には少年期からの打力投力、脚の速さがあった。頭抜けた動体視力共々、成長期過ぎて後から初動負荷トレーニングで上乗せできるってもんじゃないだろ!?」

大体こんな感じになるか。
確かにあの身体感覚、意識の鋭さ、淡々と外野の声など気にせず打ち、投げ、走り続ける求道者精神があれば、「この人は何やっても強くなる、なってただろうな」と思わせるものがある。

また、初動負荷トレーニング自体にも、このトレーニングに打ち込んだそれなりの選手達皆が、160キロ級の豪速球や実戦での高打率や長打力、または9秒台の壁に迫る100メートル走タイムを手にしている訳ではない。と言う冷徹な事実もある。
これには初動負荷トレへの取り組みの問題もあると考えるが、それは別の話で。

その代わりに一つ、極めて興味深い話を。
イチロー氏がまだ一軍半の鈴木一朗であったころ。2年目のオフ・ハワイのウインターリーグにて、完成間もない振り子打法を以って、実に152メートルの飛距離をマークする「新幹線ホーマー」を放っているのである。
150メートルオーバー。
レベルはともかく曲がりなりにも実戦でである。
現在進行形のレジェンド大谷翔平選手の193センチ100キロの鍛え抜いたフィジカルを以てしても簡単ではない。 
当時のイチロー氏の体格は180センチの…恐らく映像見る限り体重は公称の75キロもない。60キロ台後半と言われても驚かない。
高度な身体運用、感覚、運動連鎖。 
それらはもちろん、今正に僕が探っている究極の本質がもたらした奇蹟。
そこに辿り着くまでに、まずは初動負荷的ニュアンスのトレーニング+アルファで真の出力向上を図って行きたい。