勿論、過去の記録洗い直しも大事だが、取り敢えず自分の現在地は確認できた。
121キロとは言え、23メートルをレーザービームでズバーンと撃ち抜くようなスッキリさっぱり伝わるもので無かったことも事実。
瞬間出力の絶対値(回転数等もだが)を上げに上げることが必要なのは変わりない。

(因みにスピードガン初速が無理なら、せめて18.44メートルジャストで平均を出せというご意見も頂くが、その場合平地、想像以上に勝手が違い、以前試したときは23メートル時と殆ど変わらぬ数値となってしまった)

栗山さんとも相談し、例の軽量化ベントローイングをやり込む。
「切り返しの時の瞬間速度」を意識し、「フルレンジで引き切らない」方も交える。
やや腰には来る。確かに滑車付き、立位での本来の形が勝るだろうが、事後の感覚はけして悪くない。
これなら体調良い合間合間にも日常化しやりこめる。

そして特種シャドウピッチングは、投球腕のスクラッチモーション~ループ~スパイラルリリースの流れを極力しなやかに滑らかに加速していく意識で行う。
上手くやれば身体の中心とうまく連動して、自己ベストの時のフォームをより高次元で再現できる。

次の球速測定まで実質10日。やれることを淡々と積み重ねる。